11月

今年終わったら死ぬんかな、って勢いで、毎日素敵なことがある、死ぬんかも。相変わらず家には居たくなくて、なるべく遠回りして帰ったり無理やり人と会ったりしてる。ほんまは多分もっとひとりでぐううっと潜った方がいいんやけど、そんなんしたらほんまに剥き出しのやわやわになって、少し棘棘したものにぶつかっただけで弾けてしまいそう。昨日SHINONSAIで聞いた君島さんの新曲が、良すぎて、配信を画面録画してもらってたやつ聞く度に涙出る。自分の中の大事なところに幾重にもかけてる覆い（普段の生活のために必要）を、一枚一枚優しく剥がしてくるようなギターと歌。鎧のような固い覆いやし、他のなんにも、そんなところに気付かずに、放っておいてくれるのに、なんで君島さんの曲は、たやすくすり抜けて触れてくるんや。こんな風になるってことは、本当は気付いて欲しいなにかで、一瞬だけど絶対的なやさしさが、その存在を認めてくれることに「安心」してるんかもしれん。みたいなことを延々と考えてる。

ずっと（少なくとも2年以上前から）気になってたバーに行きました。Twitterから垣間見えてた、マスターの人柄（少し怖そう）に実はちょっと大分腰引けていたけど、めちゃくちゃ居心地良いお店やった。本沢山ある。絵本も写真集も雑誌も。わたしはコケの図鑑を読んだ。横のお兄さんとその横のお姉さんがマスターと話してて、常連さんっぽいなあとぼんやり会話聞いてたら突然マスターがアザラシの話を始めて、思わず割り込んでしまった。したら「ここにもアザラー（って言うらしいねんけどどないなん）が居た！」とかって、話の輪の中にするんとそのまま居着かせてもらえた。初めての一人バーはこのお店にするって2年前から決めてて、叶えられたので、良かった。お酒は二杯、シードルと胡桃と白餡の日本酒カクテル、しか飲まなかったけど、どっちも、美味しかった…特にカクテル、あんな、幸せになれる飲み物あるんですね… ほかのも絶対美味しい… 通お。