11月
今年終わったら死ぬんかな、って勢いで、毎日素敵なことがある、死ぬんかも。相変わらず家には居たくなくて、なるべく遠回りして帰ったり無理やり人と会ったりしてる。ほんまは多分もっとひとりでぐううっと潜った方がいいんやけど、そんなんしたらほんまに剥き出しのやわやわになって、少し棘棘したものにぶつかっただけで弾けてしまいそう。昨日SHINONSAIで聞いた君島さんの新曲が、良すぎて、配信を画面録画してもらってたやつ聞く度に涙出る。自分の中の大事なところに幾重にもかけてる覆い（普段の生活のために必要）を、一枚一枚優しく剥がしてくるようなギターと歌。鎧のような固い覆いやし、他のなんにも、そんなところに気付かずに、放っておいてくれるのに、なんで君島さんの曲は、たやすくすり抜けて触れてくるんや。こんな風になるってことは、本当は気付いて欲しいなにかで、一瞬だけど絶対的なやさしさが、その存在を認めてくれることに「安心」してるんかもしれん。みたいなことを延々と考えてる。
ずっと（少なくとも2年以上前から）気になってたバーに行きました。Twitterから垣間見えてた、マスターの人柄（少し怖そう）に実はちょっと大分腰引けていたけど、めちゃくちゃ居心地良いお店やった。本沢山ある。絵本も写真集も雑誌も。わたしはコケの図鑑を読んだ。横のお兄さんとその横のお姉さんがマスターと話してて、常連さんっぽいなあとぼんやり会話聞いてたら突然マスターがアザラシの話を始めて、思わず割り込んでしまった。したら「ここにもアザラー（って言うらしいねんけどどないなん）が居た！」とかって、話の輪の中にするんとそのまま居着かせてもらえた。初めての一人バーはこのお店にするって2年前から決めてて、叶えられたので、良かった。お酒は二杯、シードルと胡桃と白餡の日本酒カクテル、しか飲まなかったけど、どっちも、美味しかった…特にカクテル、あんな、幸せになれる飲み物あるんですね… ほかのも絶対美味しい… 通お。
9月
大荒れだった8月はいつの間にか終わっておりました。
下旬にナナロクの代表・村井さんからメールを頂いた。
自分の作品の良さ・伸ばすとよい点、を考えてみてください、という意味なのかなと思わせられる一文があったから、一週間、頭が空いた時に考えてみた。
けど、結局、そんなこと特に意識したくないな、に辿り着き、メールの返事を打った。「わたしの場合、どれだけ自由にいられるか、どれだけ深く潜れるかなのだと思います」って生意気に。そしたら村井さんは「本当にそう思います」と返してくれた。
村井さんが、本を作ってくれている、だけで、ここはとっても素敵な世界！
ハッピーなことにわたしは、限りなく広い、基本的には自由な海の上に居る。オールも双眼鏡も、持ってる。もっと素敵な景色や生き物に出会える準備は出来ているので、たまに休憩しながら、止まらずにふらふら進めばいいのや多分。止めないこと。9月の目標。
7月
はてなブログから「最後に書いてから一ヶ月経ちました〜元気〜？」なお知らせが来たから、書きにきた。
7月は短歌詠まない・読まないことにして、本当に、詠まなかった。
飢餓状態になれるかなと思ったら全然そんなことなくて、ただドンドン鈍くなっていくような気がして焦るだけでした。生活に、愛とポエジーが足りない！
もっと、ちゃんとそのことを考えないとそこには辿り着けないね。ぼんやり歩いてたら頂上だった！みたいな方がわたしには向いていそうだけど、9月に向けて8月はしっかり生きよう。生活を大事にしたら大丈夫になる、と、ヴォネガットの『書くことについて〜』と『リンドグレーンと少女サラの往復書簡』を読んで、強く思いました。大事にできるかな生活。大事にするってなんだろ生活…
昔書いた詩とか短歌を読み返すと「ああこの時のこの気持ち好きやったな」と思うし、なんなら今でももう一回その瞬間にだけ恋じゃないけどそれに近い何かに落ちられるから、から、から、だから、書いてたいなと、一ヶ月考えて思いました。ちょっと惰性になっちゃってたんやわ。何に出てくるんやったっけ？「わたし、あの時の◯◯くんのこと一生好き」って台詞。人にも物にも、その感情しかない。それだけ抱えて、少しずつ零しながら「あの時の大好きな〇〇」を沢山通り抜けて死んじゃいたい。
今日初めて三軒茶屋で降りてずっと気になってた本屋さんに行った。素敵な棚だった。屋上で珈琲飲みながら本を読めるらしいので、涼しくなったらまた、行きたい。
↑ここまで書いたら、たてのさんからユリコ通信vol.4（今ある最新がvol.6）の感想が送られてきて、言葉に出来ないから短歌にしてたことを、全て言い当てられてて降参だった。ちょっと泣いた。あ〜〜〜〜〜〜そうやん〜〜〜〜〜こういうのは、他の人に任せといたらいいんやん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜伝えるための言葉にしない方が、自分には残るってのも多分にある。
6月②
朝起きた時から、今日は飲みに行ったりせず、さくらんぼを買って帰る、と決めていたから、いい日だった。誰とでも心穏やかに話せた。綺麗な女の先輩に「髪の毛伸びて雰囲気変わったね、いい感じ」って褒めてもらって嬉しかった。くく
さくらんぼは、一人で一パック食べちゃった！超贅沢！
食べ終わった後、残った種を見て、育てられたらおもろいなと思って「さくらんぼ 種」ってGoogleに打ち込んだら、検索候補に「毒」って出てきた。さくらんぼの種二個分煎じて飲むと、死ぬらしい。
思うように行かなかったことがあって、ちょっと投げやりな気持ちになってたけど、スティーヴンソンの『子供の詩の庭』の前書き、池澤春菜さんによる、に励まされた。「心の中には、あなた以外入れない、秘密の庭があります。」
junaidaさんの絵本『の』にも同じ効果があるから立ち読みして帰ってきた。（そろそろ買います）「〜〜〜の〜〜〜〜の、〜の…」って、始まり、ポケットの中のお城に敵うものなんてないのよ。イケガミヨリユキさんの作品にも通じるものがあるな、と思って、パソコンのデスクトップをイケガミさんのイラストにした。自分の秘密の庭は自分で守る。
最近のわたしは、少し先の予定も立てられるし、羽毛布団を自分で圧縮出来るし、夜よく眠れるし、とても偉い（と他人に言って回っています）。頭の中もスッキリしてきた。もう来週は7月。
6月①
夜、ぶかぶかの靴を履いて人気のない街を歩くと、自分がうんと小さくなったみたいに感じられて楽しい。
久しぶりにわたしのバイブル『この話、続けてもいいですか（西加奈子）』を開いて、あちゃーと思う。この雑やけど愛まみれの切り込みツッコミ力やっぱり欲しい…。ほんで、なんかよう分からんけど突然来た、スウェーデンにおる友だちの惚気ラインに添えられた「いっぱい楽しいことがあって時間が足りない！」にも、あちゃーと思う。わたしも楽しいこといっぱいです！！！！！！！（ほんま直ぐ人に影響される）
早朝のリモート会議のためにベッドから転がり落ちて起きて、ずっと頭が異常に痛かった。眠り足りなかったからかなあと思ってけど、天気のせいやったっぽい。整体に行ったら、苦手なお兄さんと、喋りやすいお兄さんとが受付におって「喋りやすいお兄さん来い…！」と念じたのに、苦手なお兄さんのほうが笑顔でヒラヒラ手を振って近づいてきた。水の代わりに古米を入れた湯たんぽの話をした。
赤面症を治したくて、真剣に対処法を検索してたら「面の皮を厚くする（二重の意味で）」って出てきて笑ってしまった。対人恐怖症の一種らしい、それは当てはまらん気する。他に「腹鳴恐怖症」ってのも載ってた。「突然眠気制御不可能症」ってないかなあ。話し言葉が阿呆みたいに出てこんくて、困る。
ちゃんと目の前のものを見よう、を意識して過ごすようにしてる週間。自分にとって良くないものは、大気圏突入前後のロケットみたいに少しずつ切り離していきたい。タノシイナリンを凜々に出しながら、自分のことを、頑張る。（頑張るというのは例えば、流れていってくれるものに甘えて最近読めていなかった物語・小説類を読むとか、日記を書くときは時間は無限だと思ってみるとか、英語の単語の勉強再開しようかなとか、考え始めたことは途中で止めないようにしようとか、そういうことです）
5月⑥
今月の目標だった「ご機嫌に過ごす」は割と叶えられた気がする。（周りの人の寛大さのおかげで）
さっき友だちと電話してたら「この前、温泉のこと考えてた時に『そういえば、おおたがきと温泉行ったことないな〜』って思っててん」って、言われて、キュルキュル嬉しかった。
行ったことのない「温泉」で、わたしのこと思い出してくれるん！
仲良い人を目の前に「あ、この人今ほんまの気持ちで笑ってる！」ってのを確認できたら安心する。昨日、家出る直前に思い立って切った前髪がさいあくで、ブルーだったのも飛んで行きました。いつまで前髪に心乱されるんやわたしは。
多分もうここそんな頻繁に更新しない。6月はもっと深く潜る。おやすぴ。
